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慰安婦問題と坂眞氏ブログ

なんか、自分の言葉で語れないのが悔しいです(--;) ウ
まあ、スケベヲヤジの私めが言うのも難儀がある問題ですが
一応、エントリーさせて貰います。

尤も坂眞氏は極左活動もやっていた筋金入りの活動家ですから
自分などサラリーマン風情が追いつけるものではありません。
流石に「真正左翼」だけあってエントリーに重みが有って説得力が
あります。

依存症の独り言
http://banmakoto.air-nifty.com/blues/2007/03/post_fe6a.html

今回の慰安婦問題に関する対日非難の背景をこう説明されてます。

私は、彼らの対日非難の背後にあるのは、白人社会の人種的優越意識と、
裏返しとしての贖罪意識だと思う。

つまり米国社会に有るアメリカ主義と戦勝国意識がこういった理不尽な行動をし
それがイラク問題悪化の本質とも言えるでしょう。つまり、自分たちの価値観を
押しつけて結構嫌われているのが「アメリカ合衆国の実情」です。

日本は武士道思想がありますから敗戦をすんなり受け入れて、再独立も
あって上手いこと行きましたが、元々イラク人は反米意識がが強い上に
イスラム教的価値観が支配していて、屈服はけっして許さないといった
意識があって駐留米軍との対立をますます深めています。アメリカが
自分たちの価値観を押しつけようとすればするほど反米勢力は増大し、
ひいてはアル・カーイダに反米テロの口実を与えることでありましょう。

更に坂眞氏は敗戦後の日本への「従軍慰安婦問題」を指摘しています。

米兵による婦女暴行事件の続発に驚愕したGHQは、既に日本政府から申し入れの
あった、米兵のための「慰安所」を急ぎ用意させる。GHQの意を受けた政府は、
1945年8月26日、特殊慰安施設協会(RAA=Recreation and Amusement
Assoiation)を設立。大義名分は「良家の子女の防波堤」づくりであった。

つまり、当時のGHQは日本に「従軍慰安所」を作ったという記録が残されている。
当時の「慰安婦」は貧農村から出て来た様な女工であり、日本軍に依る慰安婦を
問題にするならぱこれも問題にしなければなりませんな。その他、ベトナム戦争
当時もベトナム従軍慰安所もつくってますし、朝鮮戦争の時も韓国側に慰安所を
設立させている(「北朝鮮との国境」になるヨンジュゴルはその名残だ!)もっと
いえばフィリピンのアンヘレスなどなど枚挙に暇がありません。

つまり、貧困が売春婦をつくる構図は現代でもあり慰安婦問題が売春問題の歴史
の一部だということがよく判りますね。

そして坂眞氏は大いに怒り、米国とそれを利用しようとする朝日新聞記者等売国サヨク
に対しこう非難しています。

まったくのダブルスタンダード、偽善以外の何ものでもない。

自分たちのやったことには口をぬぐい、そ知らぬ顔をしてわが国だけを非難する。
悲劇性の原因は、時代的背景と戦争にあるのに、それが日本という国家の体質
にあるかのごとく非難する。

ここにも米国社会の傲慢が見え隠れします。
つまり、自分たちのやった都合の悪いことは頬被りし、他国のやったことを非難する
それがアル・カーイダに付け込まれる理由だというのが判らないのか!!と凸(`、´メ)
何処が民主主義なんだ!これでは「アメリカ帝国」では無いか!と( ゚Д゚)、ペッ!!
と毒づきたくなります。

更に坂眞氏は世界の売春事情/人身売買問題の実情をこう指摘してます。

今、ヨーロッパでは、東欧の若い女性たちが騙されて身売りされるケースが
後を絶たずに大きな社会問題になっている。騙すのは同じ東欧の不良たちであり、
買い受けるのは西欧社会の地下組織である。
現代のヨーロッパでもこういうことがあるのだ。

勿論、アジアでは言わずもがな。

最近発覚した、千葉県の売春クラブを舞台にしたタイ人女性の人身売買と売春は、
かつては自らも同じ境遇にあった同胞の女たちが首謀者だった。
(中略)
この、身売りされ売春させられるタイ人少女(確か16歳だった)は、われわれの
感性からすれば確かに悲惨である。が、その娘の稼ぎによって、その地方では
例外ともいえる瀟洒な家に住み、息子たちを上級学校に進学させて喜んでいる
親も一方にはいるのである。だからといって、タイ王国の中で、最も忘れ去られ
貧しい地域であるタイ東北部に住む人たちの生き様を、豊かな社会に住む
われわれの感性で非難できるだろうか。

米国議会やそれに迎合するマスゴミの行為は偽善や傲慢以外の何者でもない
薄汚い政治的意図がミエミエだと非難せざるを得ません。我々日本人は
こういった非条理に屈服するような事があってはならないと。これは

民主主義の戦い

だと私は主張します。

最後に坂眞氏の主張を以てこのエントリーを終わります。

そういう時代的背景や歴史的制約を無視して、今の価値観で「慰安婦の存在」を
悲劇だと言い、それを許した国家や政府は糾弾されるべきだと声高に叫ぶ者たち。
この者たちは、ある特定の意図に基づいて行動していると判断して間違いない。
私は、こういう特定の政治目的のために、時代の犠牲者である慰安婦を利用する者こそ、
むしろ糾弾されるべきであると考える。
そして、その策略に乗せられ、日本非難を合唱するメディアや政治家は「恥知らず」
以外の何ものでもないと思う。


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コメント 4

a

とにかく慰安婦問題については、小林よしのり著「戦争論2」の「総括・従軍慰安婦」を読んでみてほしい。
あらゆる関連本の中で一番良い。
この問題の全容も把握できる。
by a (2007-03-15 10:40) 

mumu

お久しぶりです、abusan様

かなり生意気なことを申し上げてしまうかもしれませんが、決して悪気や
悪意あってのことではございませんので、どうか個人的見解のひとつと
して生暖かく見てやってください(苦笑)

価値観の押し付けなんてアメリカだけの専売特許ではないのでは?
それこそヨーロッパの国々なんて中世の頃からそんなことばかりをしてきた
訳ですから、その流れを汲んで建国されたも同然のアメリカが自国の利害
の為だけに自国に都合の良いことを他国に押し付けることは今に始まった
ことではないと思います。

アメリカはこんな国だ、アメリカはこんなあくどいこともする、もうそろそろ
そうした不毛な批判と言うよりも個人の不満の対象としてのようなことは
言えば言うだけ虚しくなるような気がしてなりません。

アメリカがどうだろうと日本は日本でしっかりと足場を固め、相手の出方を
予測しつつ自らの行動を決めれば良いのではと思います。

ダブルスタンダードなのもお互い様、日本もいずれはそういうことをするよう
になる、と言うよりも、その程度のことも出来ないでは国際政治の厳しい現
実に立ち向かうことなど不可能でしょう。
そんなことにいちいち目くじら立てていては、日本はいつまでたっても世界
の中でお子様扱いされるだけのように思えてしまいます。
自国に少しでも利があるのなら、どんなことでもするという気構えは必要不
可欠でしょう(実際に実行するかどうかは、この場合は別問題です)

私はアメリカに、この際慰安婦問題について好きなだけ喚かせ続けさせる
のが却って日本の為になるのではと考えています。
慰安婦問題はアメリカが日本にどうこうと口出し出来る問題でもないのに
日系人の分際でシナに金銭で良心を売ったも同然の存在に、ここまでさ
せるような国だということを内外にアピールするのは日本にとっては利と
なる部分が多いように思います。
私の見方では、その日系人の下院議員は来期も政治家として存在して
いるかどうか、甚だ怪しいと踏んでいますが。

アメリカは既に日本と様々な面で深く繋がりを持ち過ぎた所為で、究極の
場合以外には日本無しではやっていけない国となっていると見ています。
とは言っても、目先の利益だけで日本を切り捨てないという保障も無いこと
もまた現実ではあるでしょう。
アメリカに期待や希望などは持てないことは今に始まったことではありませ
んが、日本は日本のやり方でアメリカを利用するくらいの気持ちでいれば
今更アメリカの傲慢やダブルスタンダードなどは気にする必要もないものと
しても良さそうにさえ思えてしまいます。
by mumu (2007-03-15 23:02) 

abusan

匿名のa様ようこそ酔いどれブログへ(^o^)

戦争論2ですか。チェックしてみます(^o^)
by abusan (2007-03-16 09:50) 

abusan

mumu様本当にお久しぶりですm(__)m
某所の掲示板も近頃ご無沙汰で(^◇^;)

>それこそヨーロッパの国々なんて中世の頃からそんなことばかりを
>してきた訳ですから、

ここんところの考察が足りませんでしたね。反省の必要がありそうです。

>アメリカがどうだろうと日本は日本でしっかりと足場を固め、相手の
>出方を予測しつつ自らの行動を決めれば良いのではと思います。

結局はその一言に尽きるようですね。国際社会で頼れるのは
最終的には自分の国だけですし、同盟というのをしっかり
考えて戦略を練りませんといけません。

>私はアメリカに、この際慰安婦問題について好きなだけ喚かせ
>続けさせるのが却って日本の為になるのではと考えています。

良く考えたら私もそうですがサヨクで無い日本人の中には米国を
盲信するところが有る。今回はこのことを反省させられた次第で
あります(^◇^;)

尤も露骨に反米意識を持つのは要領が悪いですが、無闇な親米も
却って国策を誤ると言うことが今回の教訓になりましたな。
米国民主主義といっても所詮はこんなもんだと割り切ることが
大切な様ですな(^◇^;)

>アメリカは既に日本と様々な面で深く繋がりを持ち過ぎた所為で、
>究極の場合以外には日本無しではやっていけない国となって
>いると見ています。

特に中東関係では中東は親日で反米と来てますから、中東対策
では日本の協力は必要不可欠でしょうなあ。イスラエル問題で
孤立するようだとユダヤ人を多く抱える米国としては並々ならぬ
問題が起きましょう。尤も日本は簡単にはイスラエルを「見捨てる」
事は有り得ませんが。

>日本は日本のやり方でアメリカを利用するくらいの気持ちでいれば
>今更アメリカの傲慢やダブルスタンダードなどは気にする必要も
>ないものとしても良さそうにさえ思えてしまいます。

私は親米でしたので、この裏切り行為というか国益にかなうのか
大いに疑問な行為に思わず腹が立ってしまいました。尤も
安倍首相は流石に落ち着いてやっているなとも感心します。

日本は殆どの国と関わらざるを得ませんから、この性質を
利用して高い視点から国際社会を見る必要が我々国民には
ありそうですな。

ご鞭撻有り難うございましたm(__)m
by abusan (2007-03-16 10:06) 

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