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容赦は復讐に勝る

  容赦は復讐に勝る
どこの諺か格言か忘れてしまいましたが欧州で言われている事である
のは間違いありません。で、今回はブッシュ大統領が胡錦濤主席を
たしなめたお話です。

胡主席「日中関係の障害」 米中会談で靖国参拝が話題に
http://www.asahi.com/international/update/1121/001.html

 20日の米中首脳会談で、胡錦涛(フー・チンタオ)国家主席が小泉首相の
靖国神社参拝について「中日関係の発展に向けた障害になっている」と批判し、
ブッシュ大統領が父親のブッシュ元大統領の戦争体験などもひきあいに、
対日関係の改善を促していたことが明らかになった。
靖国問題が米中の首脳間で話題になるのは極めて異例だ。

 大統領に同行する米政府高官によると、胡主席は靖国神社にA級戦犯が
合祀(ごうし)されていることに触れ、「戦没者への哀悼の念から参拝している」
という小泉首相の真意に疑問を呈した。

 大統領は、父親の元大統領が米海軍のパイロットとして第2次世界大戦に
従軍し、日本軍の攻撃で負傷したことを紹介。自分が平均的な米国人よりも
大戦への思いが強く、厳しい対日感情を抱いていてもおかしくない米国人で
あることなどを述べたうえで、「米国は日本を許した」と表明。日中関係の
修復がアジアの平和と安定に寄与し、ブッシュ政権のアジア外交にも合致する
との立場から、「できるだけ将来のことを考えて日本との対話を深めて欲しい」
と要請したという。
(以上記事引用終了)

ちなみに米国では日本に対する信頼度が過半数を上回っているのが
実情で有り、反日的な考えは米国では一部の考えだと言うことが判ります。
尤もイチロー、松井といった日本人が大活躍しているご時世ですから
日本人を理由に蔑視するのは偏狭な民族主義であり、平均的な米国市民
の民主主義的価値感と矛盾しますから当然の事でありましょう。

パパブッシュ事、ブッシュ元大統領が旧日本軍と激しく戦い、負傷した
とは知りませんでしたが年を取るにつれ、「これが戦争なんだ」と言う
考えに至ったのは流石は米国の政治家だと改めて感心した次第です。
つまり政治家にとって大事なのは国益と国家市民の利益を考えると
共に現在と将来に目を向ける事であって過去の出来事に過剰に囚われる
事では無いと言うことです。勿論、過去の失敗は教訓とすべきであります。
平均的日本人は原爆投下を「人類滅亡の警告」だと言うことを自覚する
様に米国と米国市民に要求していますが、謝罪と賠償を求めるのはごく
一部を除いてありません。あったら知りたい程です(^◇^;)

まして「中国」は大国と見られてますからそれなりの態度を世界から
要求されているとブッシュ大統領は改めて指摘しているのでしょう。
つまり過去の戦争で対日非難を繰り返すのは却って「中国」の利益
を損ねる事になりかねないとのブッシュ大統領の忠告ですね。
これによって米国は日本に対する威信を更に強めたと言えます。
これぞ「容赦は復讐に勝る」といった典型的な例でありましょう!

「中韓両国」は大人の態度をとるべきであり、大人の態度をとる
事でアジア諸国はおろか国際社会に威信を示す事が出来るでしょう。

蛇足

朝日新聞は「胡錦濤」を「フーチンタオ」と表記してますがなんか凄く
違和感を感じますね。朝日新聞内では「香港」を「シャンガン」と呼称
しているのでしょうかね?(皮肉)


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コメント 3

ogu

私は珍しくこの事だけは朝日に賛成です。英語が出来るわけではないのですが、英文の引用などに誰の名前が出ているのかも確認できないからです。機械翻訳にかけても人名は旨く訳せないようですし。
by ogu (2005-11-23 14:42) 

しんしん

>朝日新聞は「胡錦濤」を「フーチンタオ」と表記してますが
それでは「中国人」は現地読みに習って「チョンコロン」か「チャンコロン」ということでw
by しんしん (2005-11-23 17:51) 

abusan

ogu様いらっしいませ(^^;ゞポリポリ

>私は珍しくこの事だけは朝日に賛成です。

私もこの記事に限り信用出来るなと思いました。
米国の立場上、ブッシュ大統領が「中国」をたしなめる様な
事を言っても少しも不思議ではありませんし。

しんしん様毎度です(^o^)

>それでは「中国人」は現地読みに習って「チョンコロン」か
>「チャンコロン」ということでw

激ワロス!(2ちゃんねる)(^Q^)/"
by abusan (2005-11-25 08:34) 

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